飼鳥情報センター 

  ハナちゃんのトヤの記録

1999年1月13日。今年も「冬季激トヤ」の時期を迎えました。始めから終わりまでを記録したいと思います。
昨年もほぼ同じペースでトヤがあり、晩春に完全回復しました。
1月13日
トヤ2日目
ビックリするほどの抜け羽の量です。

一日の抜け羽量 おなかはグレーに まだ地肌は見えません 背中はまだ

1月19日
抜く羽の量は3分の1になりましたが・・・。

本人はいたって元気 背中もきました 地肌が少しのぞきます 背中やったなぁ〜

1月27日 
ほとんど抜かなくなりましたが背中がかなりすごいことになっています。

腹部の毛引きは
もうしていません
が、背中をはでに
やっています。
昨年は腿もかなり
派手に抜いていま
した・・・。
腹部は完全にグレーダウン 背中もかなり 背中も肌が見えます 寒い時期にね〜

3月8日 
まったく抜かない状態ですが、筆毛はまだありません。

写真で見るとそれほどでもないようですが、
腹部の抜けはかなりひどく、無毛部(もともと
羽の生えていない部分)はツルツルといった
感じになっています。
毎年のことと言え、ちょっと心配になる時期
でもあります。
寒いのに何でこの時期に換羽するのかな?
背中は完全なグレー 写真より皮膚が見えています まったく困りもの(^^;;;

4月
筆毛がはえてきました。ペースは遅く、3日に1本程度です。

4/3筆毛3本ほどが・・・ 4/18筆毛12本ほど 腹部にも筆毛が! 水浴び後、筆毛が明確に

5月5日
背中は急速に回復しています・・・。

腹部はまだまだですが 背中の羽毛は80%回復!

6月30日
半年にもわたるハナちゃんの激トヤは終了しました。背中・腹部ともに完全に羽毛が生えそろい、ヌイグルミ状態のハナちゃんに戻りました。今年は昨年よりも若干期間が長かったようです。

背中もきれい お腹もふさふさ ヌイグルミみたい ハナちゃんイイコ!

 こうしてハナちゃんの激トヤは無事に終了しましたが、最初の年にこれを見たときは「け、毛引き症かっ!?」と大いに驚きました。毛引き症ではないことは抜き始めてから数日で毛抜き行動が終わり、後になっても筆毛を抜かないことで判ります。
 この期間に注意したことは保温と栄養補給です。よりによって厳冬期にやってくれますので、保温は欠かせません。特にハナちゃんは比較的寒さに弱いので、22℃くらいにサーモスタット設定したヒヨコ電球とパネルヒーター(夜間のみ)を併用しました。また栄養は飲み水に規定量のネクトン-BIOを投入しました。ネクトン-BIOは効いているのかどうか判らないのですが、筆毛の順調な成長には確実につながっているように思います。
 このページではハナちゃんの激トヤを記録しましたが、こうした例もあるということをご紹介したかったからで、羽を抜く行動イコール毛引き症でないという例です。
 今年から来年の冬もまたやるんだろうね、ハナちゃん。ま、これが正常な生活サイクルならばあまり考え込まずに対応したいと考えています。

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