「我が家の鳥たち」で登場する「毛糸玉ヌイグルミ」。大阪からT先生が上京された機会に、講習会を開催していただきました。そのときに録画したビデオを元に、うろ覚えで制作してみました。何しろ初めてのチャレンジです。多少のことは大目に見てやってくださいませ・・・。モチーフはオオハナインコのメス。ヌイグルミハナちゃんのお嫁さんです。オオハナ独特の「かぶりもの風」頭部羽毛の表現に苦労しました。
材料(1羽分):毛糸(並太・純毛)1.5玉(胴1・頭0.5玉)、レース糸、自由樹脂、フェルト、木工用ボンド、速乾ボンド、ボール紙(7センチ×15センチ程度)、目玉、ハサミ、やっとこ(ラジオペンチ)、輪ゴム
毛糸とフェルトは作る鳥に よって色を複数選びます。 |
自由樹脂は60℃のお湯で 柔らかくなります。 |
クチバシを自由樹脂で 作ります。冷えればカチカチ。 |
ボール紙に毛糸を巻き付けます。 均一に長さが揃うように。 |
一カ所を切ります。これで 14cmの長さに揃います。 |
上:頭部、 下左:背部、下右:腹部 |
頭部と胴体それぞれの毛糸束 両端を輪ゴムで止めます。色が 変わる部分は、完成状態を考え て配分します。 |
毛糸束を横から見た状態が、 完成鳥を横から見た状態になり ます。これを参考にして色配分と 配置を調整します。 |
レース糸で頭部・胴体の中心 部を縛ります。4回巻いて、 きつく締めて堅結びします。 糸はレース糸が一番。 |
それぞれ縛った頭部と胴体を レース糸で結びます。同じように 4回巻いてきつく締めて堅結び。 |
頭部、胴体の順に、止めて いた輪ゴムをはずします。 |
手で毛糸をほぐし、毛糸が まっすぐになるようにします。 まん丸くなるように・・・。 ボンボンを作る要領です。 |
尾羽や冠羽など、切りつめ たくない場所は輪ゴムで束ね ておくと安全です。 |
思い切ってハサミでカットを 開始します。お尻のあたりから 1cmぐらい切り始めます。 |
リンゴの皮をむくように、 手で本体を回しながら、 パサパサ刈っていきます。 |
とりあえず、まん丸になる ように目指して均一にカット していきます。最初の毛糸の 半量はカットしてしまいます。 |
はさみを入れるときは、 チョコチョコ切らずに長い リーチでハサミを使います。 細かく切ると虎刈りに・・・。 |
まん丸の次に、次第に 完成した姿を想定しながら カットします。3o程度ずつ、 形を確認しながら細かくカット。 肩の立体感なども出します。 |
クチバシを作ります。自由樹脂 で作った芯にボンドを塗り、 クチバシ色のフェルトでくるみ ます。ボンドは少な目に・・・。 |
やっとこで芯の周りを型押し して行きます。速乾ボンドならば この間に乾きます。ボンドを付け すぎるとしみ出してしまいます。 |
芯に沿ってはさみでフェルト を切ります。意外につなぎ目 など目立たないのが不思議。 |
目の周りの眼周裸輪色の フェルトの真ん中に穴をあけて そこに木工用ボンドをつけ目玉を 埋め込み、丸く切り抜きます。 |
仮置きした後、毛糸を かきわけて木工用ボンドを 塗って、作った目玉を埋め込み ます。奥目ぎみです。 |
クチバシも付け、目とクチバシ の周囲の毛糸を刈り取ります。 目は横に付けますが、正面から 見ても可愛く見えるようにカット。 |
完成しました。「かぶりもの」の 雰囲気を出すため、段差をつけ てカットしました。 |
完成まで2時間半。 足は茶色のアルミ針金を 胴体に差し込みました。 |
T先生に作っていただいた オスのハナちゃんとご対面! お嫁さん気に入ったかな? |
やってみると、やみつきになるような楽しさです。何にもしらない初心者でも最初からこの程度は作れるのですから、何体か作ればきっと上手になることでしょう。
是非皆さんもチャレンジしてみてください。材料費は1羽で500円程度です(工具やボンドなどは別)。
赤と青の毛糸が余ったので、さらにチャレンジしてみました。
今度は「アカクサインコ」です。
体長が長いので3分割。 | 背中のパイド(斑)が決め手。 | 1時間半で完成しました。 |
どんな具合でしょう? | ちょっと尾長鶏(^^;;; | パイドが売り物です。 |
写真では不明瞭ですが、背中や翼のパイド(黒斑)が、かなりいい味を出していると思いますが・・・。
毛糸の色配置をするとき、透明の四角い容器(毛糸の幅)に毛糸を積み並べ、崩れないように固定してから横から眺めて完成した姿を想定しながら作ると分かりやすいようです。