このページでは関東近郊でインコを見ることの出来る公園その他の施設を紹介します。
1羽でもインコがいれば候補と考えています。動物園の鳥は大きなケージの中にいるのを
見るだけで、「ふれあい」とか「間近で見る」ことができませんから、実用性の面では
「ショップ巡りガイド」の方が役に立つとは思います。しかしショップでは見せない顔を
見せてくれるのが動物園のインコです。どんな環境でどんな植物が植えてあるか、巣箱の位置、
与えている飼料など勉強になるところはたくさんあります。ショップとは異なる視点でインコを見ることも
勉強になると思ってこのコーナーを作り始めました。
なお「インコ度」は当サイト管理人の独断で設定したもので、単に鳥の数や種類だけでなく、
さまざまな総合判断からの個人的「オススメ度」です。★5が最高です。☆は0.5です。
※鳥種や数は当サイト管理人が見学した際に出ていた数で、実際の飼育数とは異なることもあります。
番外編:「松江フォーゲルパーク」へ
スミレとベニは仲が悪いようでした | 水を飲むスミレコンゴウ | 絶叫するオオバタン |
ルリコンペンライト |
東京都を代表する52.3ヘクタールもの面積を誇る大動物公園です。ライオンバスで有名で、コアラなどもいますが、インコはやや寂しい状況。オオバタン1、タイハク1、スミレコンゴウ1、ルリコンゴウ2、ベニコンゴウ2のラインナップです(以前オオバタン2と書きましたが、RIEさんからの情報で1羽はタイハクであることが判明。なお、4時頃の「おしまいタイム」にみんながのっそり歩いて帰るのが見所とか)。
さて、ここの特徴は何と言っても珍しいスミレコンゴウが見られる点で、その愛嬌のあるピエロ顔が楽しめます…が!、そのスミレのお腹はまさに黄色いローストチキン状態にまで毛引きが進んでいます。オオバタンは毛引きでした。
しかし傾斜地に土管を埋めてシェルターとしたり、いろいろと工夫が見られます。スミレ見物をかねて環境も見たいものです。観客達からは「うるさいな〜」とおおむね不評でした(T__T)。
さて売店のおみやげの唯一のインコものが左のペンライト付きキーホルダー。ルリコンゴウがコアラ風にライトにしがみついていて笑えます。1400円也。(1999.10.11)
●所在地 191−0042 東京都日野市程久保7−1−1 TEL042−591−1611
●交通 京王帝都電鉄「多摩動物公園」駅前(新宿から45分程度)
●地図 ココ
●開園時間 AM9:30〜PM5:00(ただし、入園はPM4:00まで)
●入園料 大 人……¥500 中学生……¥200 小学生以下・65歳以上無料 ※第2第4土曜は中高学生無料
●休園日 毎週月曜日(月曜日が祝日、都民の日にあたる場合はその翌日) 年末・年始(12月29日〜1月3日)
●インコ度=★★★
たくさんのコンゴウがいっぱい | 仲が良いんです、これが | 開放的な陳列棚のよう |
東京都西部羽村市営の動物公園です。市営にしては立派な動物園で、インコたちは入ったすぐの所にずらりと並んで止まっています。コンゴウ(スカーレット)2、ベニコンゴウ2、ルリコンゴウ2、ヒワコンゴウ1の豪華さです。やはり騒ぎますがとても美しいので観客の評判も悪くないようです。開放的で手を伸ばせば届く距離(触ってはイケマセンよ)にずらりと並んでいるのでじっくりと観察が可能です。何が素晴らしいと言って、1羽も毛引きがいないこと。動物園のインコは毛引きが多いのですが、これは特筆すべきことでしょう。コンゴウ好きの方なら一度行かれたらいいのではないでしょうか。(1999.10.11)
●所在地 東京都羽村市羽4122 TEL042−555−2581
●地 図 ココ
●交 通 JR青梅線羽村駅徒歩20分
●駐車場 210台(無料)
●開園時間 3月〜10月まで午前9時から午後4時30分 11月〜2月まで午前9時から午後4時
●休園日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)と12月26日 から1月2日
●入園料 大人(高校生以上)300円 子供(4才以上、中学生以下)50円
●インコ度=★★★★
仲の良いルリコンゴウ | 人好きなヒワコンゴウ |
正直言って、なかなか紹介しにくい施設です。以前ここにいたベニコンゴウもハゲ鷹状態でしたが(今はなぜかいません)、今いるルリコンゴウもみごとに毛引き状態です。救いは毛引きが少ないヒワコンゴウが意外にフレンドリーで、カメラを向けると奥からやってきました。とはいえ手を出せる状態ではありません。
井の頭公園に遊びに行ったついでに、高齢象のお見舞いに行ったついでに…といったところでしょうか。絶好のロケーションにあるのですから、羽村レベルの充実を望みたいところです。(1999.10.11)
●交通 JR中央線吉祥寺駅徒歩10分
●所在地 東京都武蔵野市御殿山1−17−6
TEL0422−46−1100
●地図 ココ
●開園時間 午前9時30分〜午後4時
●休園日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始
●入園料 大人400円 中学生150円 小学生・65歳以上無料
●インコ度=☆
団地のオアシスです | ヒマだなぁ〜 |
都内有数のマンモス団地、高島平の中心にある小動物園です。昭和54年3月に動物とのふれあいをメインに開園された施設です。
インコはアオボウシインコ2羽と標記されていますが、1羽(写真でのびをしている子)はどう見てもキエリボウシインコですね(笑)。飼育担当の方のお話ではよくおしゃべりするらしいのですが、行ったときはアオボウシの方がゴニョゴニョ言っている程度でしたが、ご覧のように羽ツヤもよく、健康状態は良好なようです。
無味乾燥になりがちな団地の中で、動物とのふれあいが出来る施設があることは、とても素敵なことだと思いました。餌を持参してあげても良いというのも面白い考え方です。ただ、やはり例によってヤギやヒツジ、モルモットなどのふれあいコーナーがメインで、鳥はウコッケイが地面を歩いている程度。インコたちは厳重な目の細かい金網と遮断ロープに仕切られ、見るのもやっとでした。ヒトが大好きな大型インコとのふれあいを何とか実現できないでしょうかね。なお、板橋区役所駅近くの本園にはインコはいません(1999.10.30)
●所在地 板橋区高島平8−24−1(徳丸ヶ原公園内) 板橋区みどりと公園課施設係(TEL 03−3579−2532)
●交通 都営三田線高島平駅下車5分
●地図 ココ
●開園時間 3月〜11月=10時〜16時30分、 12月〜 2月=10時〜16時
●休園日 月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/28〜1/4) ●入園料 なし
●インコ度=★
フライングケージです | かわいいセキセイ | クジャクに勝つベニコン | 遊んでヨ〜ちゃん |
この施設を一言で言うならば「キッチュ」です。まず交通アクセスがチンチン電車(都電)ということからしてキッチュ。停留所から遊園入り口までの駄菓子屋店先でのもんじゃ焼き風景など、門前町?もキッチュ。そしてあらかわ遊園自体が何から何までキッチュです。
この都内唯一の区営遊園地は元々は大正時代の民営遊園地だったそうですが、その後さまざまな変遷を経て今日を迎えました。このように書きますと、さぞや汚い施設かと思われがちですが、6種類の乗り物(大人200円小人100円)もきれいに整備されています。ゴミひとつ落ちていません。釣り堀やスポーツ施設もあって、まさに穴場的スポットですね。
さて問題のインコです。大型インコは寄ってくるクジャクを追い払う堂々たるベニコンゴウ、ケージにへばりついてじっとこっちを見ているヨウム、おしゃべり上手ですがなぜかケージ内のさらに小ケージに入れられているキエリボウシの3羽です。が、ここではむしろフライングケージの方がオススメでしょう。2階のお立ち台に立つと、さまざまなフィンチや鳩、セキセイインコが見られます。ボタンインコと看板がありましたが発見できませんでした。ここの鳥たちはとてもヒト馴れしてフレンドリーに寄ってきます。写真のセキセイ達はなんと手乗りでした。カメラを構えるとどうしても飛び立ってしまうので手乗り写真はありませんが、なかなか楽しいひとときを過ごせました。
東京在住の方は、一度話のタネにお出かけになってはいかがでしょうか?(1999.10.30)
●所在地 東京都荒川区西尾久6−35−11 TEL03−3893−6003
●交通 都電荒川線荒川遊園地前から徒歩3分 ●駐車場 114台 2時間400円
●地図 ココ
●開園時間 午前9時から午後5時 夏休み期間は午後6時まで
●休園日 月曜(月曜が祝日の場合は翌日) 7・8月は無休 年末年始(12/29〜1/3)
●入園料 大人130円 中学生以下と65歳以上無料!
●インコ度=★★☆
人気者のキュウカンチョウ | 激トヤ中のベニコンゴウ | お疲れ気味のボウシインコ |
東京の下町、江戸川区内に突如として現れる身近な動物園です。区立「行船(ぎょうせん)公園」の中にある小動物園ですが、地元密着型とでもいうべき動物園でしょうか。
インコはベニコンゴウ2、アオボウシ(アサギボウシと標記)、キビタイボウシ、キソデボウシ、オオバタンです。ベニコンゴウはちょうど秋の換羽中で、風切羽がみなストロー状の筆毛になっていました。ボウシインコは3種が1羽ずつ。写真はキビタイとキソデですが、疲れて眠っている状態から目覚めた瞬間です。インコ以外にサイチョウやオオハシもいましたが、どちらかと言えばそちらのほうが恵まれた環境であったかも知れません。与えられている餌はヒマワリ、サツマイモ、果物という、動物園標準スタイルでした。(1999.11.3)
●所在地 東京都江戸川区北葛西3−2−1(行船公園内) TEL03−3680−0777
●交通 JR営団地下鉄東西線西葛西駅徒歩15分 ●駐車場はありますがちょっと離れたところにあります
●地図 ココ
●開園時間 平日=午前10時から午後4時(3〜10月は4時半まで)、土日祝=午前9時半〜
●休園日 月曜(月曜が祝日の場合は翌日) 年末年始(12/30〜1/1)
●入園料 なし!
●インコ度=★★
地元の憩いの場です | T類種シロビタイムジオウム | おすましオオバタンも… | フニュフニュです! |
ダルマインコもこのとおり | コバタンが奥から出てきて | 遊ぼうよ〜!! | おしゃべり炸裂ボウシ軍団 |
あまり期待しないで行ったのですが、はっきり言ってオススメです。
インコの種類と数もさることながら、何しろ年中無休で入園料なしです。大きな象やキリンはいませんが、他の動物たちもいますし、草地もあって日曜日を過ごすには最高の場所ですね。唯一の問題は道順がわかりにくいことです。私は最初大回りして40分も歩いてしまいました(^^;;。
新川崎駅改札を出て跨線橋を西に向かって渡ると、左前方に小山が見えますが、これが目的地です。ですが路地また路地でなかなか目的地に到着できません。跨線橋を越えたら左折して線路沿いにしばらく歩き、右折すると日吉小学校入り口になる路地に入ります。そして小学校の裏側に回るようなつもりで路地を進めば坂道になって、登ったところが「夢見ケ崎動物公園」です。
インコ舎は鳥ゾーンの中央の円形禽舎です。ここにいるのは、シロビタイムジオウム2、オオバタン1、コバタン3、ベニコンゴウ1、ルリコンゴウ1、キエリボウシ2、キビタイボウシ1、ヨウム1、キンショウジョウインコ1、ヒインコ1、ワカケホンセイ3、ダルマインコ1、オカメ・セキセイ複数・・・と実に多種多様です。
ただ数が多いというのではありません。何しろ全員が動物園ばなれした馴れ方なのです。写真のとおりバタンやオカメ、ダルマたちは「遊んで遊んで」と奥から出てきますし、仲のよいボウシインコたちはおしゃべりが得意で、来園者たちにも臆することなく「コンニチハ」「オハヨー」などとガンガンしゃべっています。動物園のインコたちでこんなにもフレンドリーな子たちは初めて見ました。ご近所の来園者や管理する方たちが本当に家族的に可愛がっているのでしょうね。他の鳥や動物たちも可愛く、ここは一見の価値がありますよ。(1999.10.18)
●所在地 神奈川県川崎市幸区南加瀬1−2−1 TEL044−588−4030
●交通 JR横須賀線新川崎駅徒歩15分 ●駐車場はありますが台数は少ないです
●地図 ココ
●開園時間 午前9時から午後4時
●休園日 なし! ●入園料 なし!
●インコ度=★★★★☆
「有料」の文字が泣かせます | よく馴れたサイチョウ君です | 餌を見せるとワラワラと… |
え〜インコはいません(^^;;;。
「関東インコマップ」に載せるのにどうかな?と思いましたが、これほど「ふれあい」を前面に押し出した鳥類パークは他に類を見ないために、無理を承知で掲載しました。1970年代に作られたという感じのポースターにはキンショウジョウインコがいましたが、なぜか今はいません。ですがみんながみんな馴れた鳥たちに囲まれ、「餌チョーダイ」と集まってこられると、やはりニンマリしてしまうのは鳥飼の習性でしょう。
入り口で料金を払いますと餌をくれます。アルミカップにはさいの目切りのフルーツとドッグフードが入っています(おかわり自由のようです)。で、その入り口にいるサイチョウのサイちゃんは置物のように堂々としていてベタ馴れで、いくらさわってもOKです。中に入ると放し飼いにされているサイチョウ、オオハシ、クジャクに九官鳥、ソウシチョウ、カンムリヅルその他の鳥たちがワラワラと寄ってきて餌をせがみます。ほとんどの鳥はフルーツをねらいますが、サイチョウ・九官鳥・ホロホロ鳥はドッグフードもしっかり食べてさすが雑食鳥。たまにはインコ以外の鳥もいいでしょう、ね!ただ「世界鳥類園」はちょっと言い過ぎかも(^^;;;。
さ〜て自宅に帰ったら一応、消毒は必要ですかな。(1999.10.18)
追記:2005年現在、インコが増員されているそうです。そうでなくっちゃ〜〜。
「バードピア」は2005年11月21日をもって閉園になりました。
ふれあいの木 | アルーキバタン嬢 | 裏で待機中のコンゴウ | ヒヨコとのふれあい |
横浜市内中央部にある都市型の動物園です。1951年開設ということでかなり古く、郊外にズーラシアという巨大動物園ができたこともあって、存続問題が取りざたされている動物園でもあります。さまざまな意見があるようですが、私としては古いタイプながらも貴重な動物園だと思いました。入場料はなんと無料です。
インコは「どうぶつ広場」(コンタクトコーナー)にいます。コンゴウ(スカーレット)1,ゴシキセイガイ1,アルーキバタン3、というラインナップで「ふれあいの木」に止まって愛嬌を振りまいています。ただ、キバタン1羽をのぞいてみなかなり毛引きが進行していました。飼育係さんはかなり愛情を注いでいるようでしたが、動物園での大型インコ飼育の難しさを感じさせられる点でした。ただし網越しでない姿はやはり見ていて楽しいものです。インコではありませんが、ニューカレドニアだけに生息する国際保護鳥の『カグー』(写真)がおり、繁殖中でした(1999.11.30)。
後日談:アルーキバタン2羽は動物園の改修の際、長野県の動物園に引越ししたそうです。とても可愛い子でしたので寂しいですが、長野県でも多くの人たちに愛されていることでしょう。
●所在地 横浜市西区老松町63−10
●交通 京浜急行日の出町駅徒歩10分
●料金 無料
●開園時間 午前9時30分〜午後4時30分(入園は午後4時まで)
●休園日 月曜日(祝祭日の場合翌日)・12月29日から1月1日
●地図 ココ
●インコ度 ★★☆
これが巨大バードケージ全景です | ハロ〜と叫ぶアカビタイ | 珍しいアカオクロオウム | ベタ馴れです!! |
餌を食べるキンショウジョウインコ | 繁殖したクルマサカオウム | 自然界でのオカメ | 何羽いるでしょう? |
この施設を紹介しないで「関東インコマップ」は成立しません。
越谷市がオーストラリア・キャンベルタウン市(シドニー近郊)との姉妹都市提携10周年を記念して建設した施設です。ゴルフ練習場のような3000uの巨大バードケージの中に、オーストラリアの野鳥が自由に飛び交っています。驚くのは「オーストラリア最速の鳥」と呼ばれるオカメインコの見事な飛翔で、小雨混じりの天候の時にその飛燕のごとき姿を見ることができます。ふだん「のんびり・おっとり」のイメージでとらえられがちなオカメに対する印象が変わるでしょう。またノーマルオカメの色彩が保護色であることもよくわかります。またゴシキセイガイやキンショウジョウなどのインコも自由に木々を飛び交っています。
オウム舎ではキバタン4、クルマサカ6、アカビタイムジオウム1、アカオクロオウム2という豪華さ。とてもヒト好きな子ばかりで、ハローハローと叫ぶアカビタイ、奥から出てくるクルマサカ、そしてベタ馴れのアカオクロオウムなどは遊んでいて飽きません。特にクロオウムは小屋に入っていてもヒトが近づくと必ず出てきて「遊んで〜」と寄ってきます。
この施設の特色に「繁殖」があります。難しいクルマサカも最初の2羽から今では6羽にまで増えています(ただしアカオクロオウムは残念ながら♂♂)。飼料にも十分配慮しており、まさに模範的と言えるでしょう。なお冬季も外のままですが、餌箱(上記写真でキンショウジョウがいる所)に電熱器がセットしてあり、鳥が自由に暖まりに来るそうです。(1999.10.21)
<その後>
キャンベルタウンの学芸員の方からメールを頂戴しました。許可を得て掲載いたします。
「昨年の10月の来園とのことですので、そのごの鳥達の様子をお知らせします。
オウム達ですが、どの個体も非常に元気にしています。しかし、英語が得意なアカビタイムジオウムは、同居していたキバタンの雛たちをしつこく追いまわしている為、残念ながら現在は、未展示となっています。
今年も繁殖の季節となりオウム達も繁殖行動が見られるようになってきています。キバタンも2月の下旬に産卵がありましたが初期中止卵であった為、繁殖には至りませんでしたが、2回目の産卵があり現在抱卵中です。オカメインコも同様に抱卵中です。
昨年の12月にオーストラリアのウエスタンプレインズ動物園(N.S.W 州立)より、オーストラリアの国鳥であるエミューが来園しました。まだ幼鳥であるため活発に動き回ってワラビーを追いかけ回しています。オーストラリアガマグチヨタカにももう間もなく雛が誕生します。
最後に私どもの動物園も年内には、ホームページを開けるよ準備をすすめています。楽しみにしていてくださること願っています。」
ますます楽しみなキャンベルタウンですね。(2000.4.19)
●所在地 埼玉県越谷市大吉272−1 TEL0489−79−0100
●交通 東武伊勢崎線北越谷駅下車徒歩35分 (バスの方がオススメです)
北越谷駅東口からバス(東武、茨急のどこ行きでも可)で小田急弥栄団地入口下車徒歩4分
●開園時間 午前9時〜午後4時 (入園は午後3時30分まで)
●入園料 大人 100円 小人(小・中学生) 30円 (小学生に達しない子供は無料)
●休園日 毎週月曜日(休日のときは翌日)、年末年始。この他、管理上必要に応じて臨時休園することもあります。
●駐車場 たくさんあります
●地図 ココ
●インコ度=★★★★★
いつでも子供達がいっぱい | サイチョウもいるバードケージ | オオバタンとタイハクオウム |
どの鳥もペアが基本 | これはヒワでなくミドリコンゴウです | コンゴウインコも3羽います |
この施設はオオバタンの繁殖で知られています。ご存じのとおりオオバタンは乱獲のため現地では絶滅寸前で、サイテスT類種となっています。この施設ではこの状況を危惧してオオバタンの繁殖に本格的に取り組み、5年後の1988年、1羽の繁殖に成功しました。この成功が契機となって国内の動物園では統合繁殖計画を作ることになり、この施設では今までにオオバタン8羽の繁殖に成功しています。その他にも大型インコについては常に「繁殖」の視点が貫かれています。稀少なインコを家族として暮らす者にとっては、この問題はよく考えるべき重要なことという認識を持ちたいものですね。
さて高坂駅にはじゃんじゃんバスが来ますが、ほとんどは大学のスクールバスです。それを横目で見ながら東武バスに乗るとわずか数分で到着です。「ふれあいゾーン」にいる大型インコは、コンゴウ(スカーレット)3、オオバタン2、ミドリコンゴウ2、シロビタイムジオウム2、アオボウシ2(出ていた数だけです)。この他にも園内各所に小禽舎があり、クサインコ類やヒインコ科の鳥たちがいます。繁殖したオオバタンのペアを見たかったのですが、なぜかオオバタンにタイハクが迫ってました(^^;;。
また、ここでは主食飼料にペレット(球形・メーカー下記)を使っているのは他の動物園では見られないことです。(1999.10.21)
<その後>
公園の方から談話室にお書き込みがありました。
「ごらんのとおり繁殖ペアは公開しておりません。展示している個体はアカコンゴウ3羽は当園の繁殖個体で親は裏にいます。♂親は当園繁殖個体ですので、片親側から見ればF2です。オオバタンとタイハクオウムが1羽ずつ収容しているのは、この2羽も当園の繁殖個体だからです。繁殖ペアは裏飼いです。当園で生まれたオオバタンはほとんど他の動物園にもらわれていきました。ちなみ大宮公園のタイハク2羽は当園で人工孵化育雛で育った個体です。ミドリコンゴウについては、セットアップして2シーズン目の今年初めて繁殖しましたが、残念ながら途中で失敗に終わっています。ちなみに裏飼いのルリコンゴウは産卵するが、無精卵のみ、コキサカオウム2ペアはメスが若くてペアリングまでまだ時間がかかりそうです。シロビタイも2ペアが裏にいますが産卵にいたっておりません。そのほかスンバゴシキとフトフムネアカゴシキ(展示しています).が繁殖しています。
なお、日本の動物園のオウム類の類別調整は当園が行い、国内での繁殖プログラムの推進を行っています。」
とのこと。
その熱心な繁殖への取り組みに深く敬意を表し、特に★を加算させていただきます(^^)/ (1999.12.17)
<さらにその後>
公園の方からさらに回答をいただきました。本当に素晴らしい真摯な姿勢に驚かされました。
「ご質問の人工飼料はマズーリ社製の製品です。維持用と繁殖用があり、繁殖期になると蛋白質の高い繁殖用に切り替えます。以前は、ヒマワリや麻の実、穀類などを与えていましたが、現在は人工餌に変えています。基本的には、不断給餌で、午後に、果物や野菜を与えています。コンゴウインコ類は繁殖期にバタン類より、蛋白質、脂肪等の要求量が多いので、ヒマワリなどを多めに追加します。現在はこれで、そこそこうまくいっています。(中略)
ENRICHMENTという言葉をご存知ですか。辞書を引くと「富ませること」などと書かれています。つまり飼育されている動物に豊かな暮らしをしてもらおうという動きです。野生での行動や、その行動の時間配分を、飼育している動物がなるべく行えるようにしようというものです。止まり木に止められている個体は、飛ぶという行動をいっさい奪われています。こども動物自然公園でも人工飼料によって、彼らは野生で食べている様々な餌の質感や味などを味わうことを奪われています。動物園という限られた環境の中で、いかに環境の多様性を彼らに与えるかは、これからの限りの無い宿題といえます。
来園者の方が、動物を美しく感じ、そして飼われている動物が充足した暮らしを得られる展示が最高なのですが、限られた予算の中では(他にも考えなくてはいけない動物がたくさんいます。)なかなか思うようにはゆきません。生き生きと暮らす動物を見せることが、来園者に、その動物の野生での暮らしや、希少種の窮状を伝えるのに重要な要素であることは論をまちません。非常に困難であるゆえに、やりがいもあると認識しています。」(1999.12.20)
●所在地 埼玉県東松山市岩殿554 TEL0493−35−1234
●交通 自動車:関越自動車道東松山ICから5km
鉄 道:東武東上線高坂駅から徒歩20分 または鳩山ニュータウン行東武バスでこども動物自然公園前下車
●開園時間 午前9時30分〜午後5時(12/1〜2/28は午後4時30分まで) (入園は閉園時間の1時間前まで)
●入園料 大人(高校生以上)420円 小人(小・中学生)210円 ※小学校就学前及び65才以上の方は無料
●休園日 毎週月曜日(休日のときは翌日) 12/29〜1/1
●駐車料金 大型1,150円 普通730円
●地図 ココ
●インコ度=★★★★★(繁殖努力に敬意を表し)
おおきなフライングケージ | ガジガジしてたタイハクペア | 握手握手〜〜! | ベニコンゴウもご挨拶に |
氷川神社横の大宮公園はスポーツ公園のイメージが強いのですが、ちゃんと小動物園があります。しかも無料です。小動物園の良いところは相対的に鳥の比重が高まるため、案外と良い扱いを受けていることです。立派なフライングケージでは水鳥たちがのびのびと暮らしていました。
大型インコはタイハク2、ベニコンゴウ1と寂しいのですが、これがとてもフレンドリーです。タイハクたちは奥で止まり木破壊活動にいそしんでいましたが、声を掛けると「待ってました」とやってきて、アンヨを出して握手をせがみます。握手してあげると大喜びで宙返りしてくれました。公園の「主」みたいな感じのおばさんによると「この子たちは遊んで欲しいんだよ。いつもこうだよ。コンニチハって言うよ」とのこと。ちょっと毛引き気味のベニコンゴウ(コンゴウインコと標記されていました)も、わざわざ巣箱から出てきて挨拶してくれました。5分ほど遊んでから動物園を後にすると、300mほど遠ざかるまでタイハクが大声で私に「戻って来て〜」と呼び続けていました。本当にインコというのはヒトと遊ぶのが大好きなのですね。
こじんまりとしていますが、案外と楽しい小動物園です。大宮に行ったついでに行ってみると良いでしょう。(1999.10.21)
●所在地 埼玉県大宮市高鼻町4丁目 TEL048−641−6391
●交通 JR東北線・埼京線大宮駅下車徒歩20分
●開園時間 午前10時〜午後4時
●入園料 無料
●休園日 毎週月曜日(休日のときは翌日) 12/28〜1/4
●駐車場 あり
●地図 ココ
●インコ度=★★☆
小禽舎が5つ・・・ | アカクサとサメクサがきれい | おしゃべりするキホオボウシ |
ここも「こども動物園」と銘打っている施設なので、メインは小動物のふれあいコーナーやポニーの試乗です。フラミンゴを筆頭に水鳥も多くいました。
インコはご覧の小禽舎5つですから、あまり充実しているとは言えません。メンバーは、キバタン1、アオボウシ2、キホオボウシ1,サメクサ1、アカクサ1、セキセイ多数…です。少し寒い秋に行ったために、禽舎は塩ビ板で囲まれてしまっていて、密接なふれあいが楽しめなかったのは残念です。夏場ははずされるのでしょうから、また別の展開があったかも知れません。
特記事項としてはキホオボウシ(ちょっと毛引き?)がよくしゃべることで、なにやらゴニョゴニョ言っていましたが、いざ立ち去ろうとすると大きな声で明瞭に「バイバーイ」と叫びました。これには周りの来園者達がビックリ。大型インコの面目躍如でした。(1999.10.21)
●所在地 埼玉県狭山市柏原864−1 TEL042−953−9779
●交通 西武新宿線狭山市駅西口から智光山公園行きバスで終点下車徒歩8分
●開園時間 午前9時30分〜午後4時30分 (入園は4時まで)
●入園料 大人200円 小人(小中学生)50円 未就学児無料
●休園日 毎週月曜日(休日のときは翌日) 12/29〜1/3
●駐車場 あり
●地図 ココ
●インコ度=★☆
コンゴウインコやボウシ、ヨウムが 放し飼いのインコゾーンです |
ふれあいコーナーは ヒインコ・ヒインコ・ヒインコ… |
ネクター目指してヒインコが! お子さまはおっかなびっくり |
ルリコンゴウインコの なっちゃん |
現在も「ふれあい」 絶好調! |
シンガポールの国立植物園と姉妹園提携した熱帯植物・動物公園です。延々と続く温室、鳥たちが放し飼いにされている温室など、数々の温室群は壮観!現在、温室には熱帯・亜熱帯の植物を中心に約2,500種類の植物を展示しています。インコは放し飼いゾーンとふれあいコーナーにいます。放し飼いゾーンにはコンゴウインコがたくさん。日本でも有数のコンゴウの飼育数です。繁殖にも熱心に取り組んでいるそうで、みなペアで仲良く暮らしていました。が、ボウシとヨウムが1羽ずつで、ちょっと寂しそう。ふれあいコーナーにはたくさんのヒインコがいて、ネクターを入れた道具を貸してもらう(無料)と、とたんにヒインコがわらわらと集まって来ます。これだけのヒインコをしばらく見続けた後は、まわりが緑色に見えます(苦笑)。
(1999.8.25)
●所在地 〒294-0224 千葉県館山市藤原1495 TEL 0470−28−1511
●地図 ココ
●交通 館山市内から自動車で20分程度(フラワーライン沿い) 鉄道利用は無理ですね。
●営業時間 午前9時〜午後5時
●入園料 大人800円、中学生400円、小学生200円
●駐車場(無料) 乗用車357台 バス16台収容
●インコ度=★★★★★
※もう一度行きました(2000.3.3)
トロピカルバードゾーン | かわいいキバタンちゃん | もう、何でもありのベタ馴れ |
花咲く早春の房総に再び行って参りました。以前気が付かなかったトロピカルバード温室のキムネゴシキセイガイとコシジロのインコ2ペア。これがいかにも楽しい表情を見せてくれます。鳩やフィンチ類も可愛いですが、ただ飛び交うだけであるのに対して、インコたちは実に面白い動きを見せてくれます。やはりインコは他の鳥とちょっと違いますね。インコはこの4羽だけのようですが、これ以上増やすとせっかくの温室の植物が全滅してしまうでしょう(笑)。
さて、ヒインコのふれあいゾーンは以前の通りでしたが、今回の目玉はキバタンちゃん!何しろ御覧の通りの手乗りで、手乗りどころか何でもOKのフニュフニュ状態です。しばし遊んだ後、一度ヒインコゾーンに行ってから戻ってみたら見あたりません。がっかりしたのですが、生け垣横の空き地で遊んでました(^^)。「おいで」と言うとすんなり手に乗ってきます。いやもう、その馴れ具合は特筆ものです。しかも驚いたことに2羽いるキバタンたちは羽をクリップされずに自由に大空を飛び交って園外にも行っているのです。キバタンの見事な飛翔にしばし見とれました。いやもう、この施設はコストパフォーマンスということを超えたオススメゾーンです!
さらに追記
またまた行って参りました。2羽いたキバタンちゃんのうち、自由に飛んでいた子は残念ながら行方不明になってしまったそうです。フニュフニュキバタン「トム君」は相変わらずのベタ馴れ状態で園内をトコトコ歩き回っておりました(^^)。
これがロリキートガーデン | ゴシキセイガイがスズメ状態 ここはオーストラリア? |
集まってくるゴシキたち 困惑する人たち(笑) |
「緑輝く鳥たちの楽園」を謳った鳥中心のテーマパーク。フラミンゴのショーが名物ですが、これはどうせ大したことないだろうと思っていると案外楽しめます。ただ行進するだけですが、かなり統率がとれていて飽きません。しかし何と言っても目的はインコ。ロリキートガーデンはゴシキセイガイが・・・いったい何羽いるのでしょう(約300羽だそうです)。入り口で珈琲クリームカップのようなものに入ったネクターを買い(100円)、その途端にババババと集まるゴシキセイガイに驚かされます。何の気なしに入ってきた人は、ビックリ仰天、子供さんは泣いてしまう始末(苦笑)。ネクターを買おうと財布を出した段階で、こちらの様子を察して集まってくるゴシキたちは相当のつわものと見ました。おみやげが充実していますが、やはりフラミンゴ中心で、ロリキートはキーホルダーとヌイグルミ程度でした。もう少しインコにも力を入れて欲しかったのです・・・。
※もう一度行きました(2000.3.3)
相変わらずのセイガイ軍団 | 甘えん坊タロウちゃん |
上記「南房パラダイス」と共に再び訪れた行川アイランド。ゴシキセイガイインコの大襲撃を受ける「ロリキートガーデン」は相変わらずの状態です。
1カップ100円のローリーネクターを3回もお代わりしてしまいました(笑)。係のお兄さんの肩にはベタ馴れの子が。いやぁ羨ましい仕事です。
ところで、行川アイランドと言うと「自咬症のオオバタン、タロウちゃんの近況は?」と聞かれます。かつては寒風にさらされるなど、かなり不遇であったそうですが、今は室内に入れてもらってしかもお気に入りの止まり木に止めてもらっています。そしてタロウちゃんのこれまでの経緯、症状の現状説明の張り紙がしてありました。そして「どうぞ声を掛けて、なでて上げてくださいね」と書いてありました。ふれあいの大切さをスタッフも重視したようですね。傷口は痛々しいですが、悪化はしていないようでした。お客さんに可愛がってもらって治ると良いね、タロウちゃん! ただ・・・すべての大型インコについて言えるのですが、餌入れに入っているのが100%ヒマワリというのは問題だと思います。
追記
タロウちゃんについてはさまざまな意見が交わされたそうで、今はスタッフルームに入っており、お客さんの要望に応じて触れあうことができます。「病気の子を見せ物にするな」というのが反対意見であったようですが、ともかくスタッフがタロウちゃんを本当に大切に思っていることは間違いないと私は思います。前回100%ヒマワリだった餌も、ペレットを混ぜるようにするなど改善のあとが見られました。
さようなら行川アイランド。鳥たちとスタッフに幸多かれ!
のびのびしたインコゾーン | みんな仲が良いんです | スミレもペアで遊んでました | ぬくぬくアカミミコンゴウ |
千葉市北部の総合公園ゾーンの一角にある広大な動物公園です。遊園地もある一日滞在型行楽施設です。ここは「動かない鳥」でおなじみのハシビロコウが有名ですが、インコもなかなか充実しています。
インコは「こども動物園」ゾーンにいます。ゾウガメと同居していますが、広々とした空間で自由に遊んでいる様子は見ていて飽きないものです。またここではペアが基本のようで、コンゴウ(スカーレット)、ベニコンゴウ、ルリコンゴウ、アカミミコンゴウ、そしてスミレコンゴウ、みなペアになっていました。そしてどれもが仲良く、追いかけっこしていたかと思えば口移しで餌をやり、そうかと思うと果物を巡って小競り合い、といかにも楽しそうに暮らしている印象を受けました。(追記:naokoさんの情報によれば、ルリコンゴウだけは年齢差が大きく、ちょっと仲がよろしくないそうです。ルリ(♀)の毛引きは前の亭主が抜いてしまったとか)
放し飼いの鳥たちは夜はうしろの禽舎に入ります。もとから小禽舎にいるアカミミは温熱ヒーターでぬくぬく暖まっておりました。全体にみな幸せそうで、毛引きはルリとスカーレットにやや見られましたが、気になるほどではありませんでした。鳥たちの楽しそうな姿が楽しめる、オススメできる動物園だと思います。(1999.11.3)
●所在地 千葉市若葉区源町280 TEL043−252−1111
●開園時間 午前9時30分〜午後4時30分(ただし入園は4時まで)
●休園日 月曜(祝日の場合は翌日) 年末年始(12/29〜1/1)
●交通 JR総武線千葉駅からタウンライナー(千葉都市モノレール)動物公園駅まで12分
●地図 ココ
●駐車場 1500台 510円
●入園料 大人(高校生以上)500円 小人(小・中学生)100円 小学生未満無料
●インコ度 ★★★★☆
非常に大きなフライングゾーン | 中は水鳥系です… | ボタンインコですね〜 | カラー付きキバタンちゃん |
市川市の北東部の自然豊かな地域にある動物園・植物園をかねた自然環境教育施設です。基本的には「ふれあいコーナー」が目玉の地域型小動物園ですが、巨大なフライングゾーンには目を見張ります。ただし中にいるのはフラミンゴやオシドリなどの水鳥系。
インコは「なかよし広場」にいますが、ここで通常に見られるのはボタンインコのみ。建物の中にいてガラス越しに見られるのがキバタン2、アカクサインコ1でした。1羽のキバタンはペットボトル製と見られるエリザベスカラーを付けられていましたが、毛引きのようにも見えませんでした。治ったのでしょうか。こうした姿を見せることには葛藤もあったと思いますが、毛引きのまま放置しているよりずっと良いと思います。しかし、もう少しインコに「なかよし」の雰囲気を求めたいところです。
ここは交通アクセスがあまりよろしいとは言えません。そのかわり?ホームページが非常に面白いのです。「飼育日誌」「突撃!動物の晩ご飯」などなど。ぜひご覧になってください。(1999.11.3)
●所在地 市川市大町284番地 TEL 047−338−1960
●交通 JR総武線本八幡駅北口から京成バス動植物園行き(途中「JR武蔵野線市川大野駅を経由)
●駐車場 500台 500円
●開園時間 午前9時30分〜午後4時30分 (ただし、入園は午後4時まで)
●地図 ココ
●休園日 毎週月曜日 (月曜日が祝日と重なった場合は次の日が休園日) 年末年始(12/28〜1/4)
●入園料 大人420円 小中学生 100円 小学生未満 無料
●インコ度 ★★
恵まれた立地と開放感 敷地は何と3000坪! |
鳥種ごとの半露天禽舎 | おなじみの面々 | よく馴れたオカメたち |
鳥施設が多く、鳥飼人口も多い千葉県に、新たな鳥の楽園が開設されました。
その名も「コンパニオンバードキングダム」。”鳥の楽園”と銘打っても、実は訪問客にとっての楽園が多い中、この施設は本当の意味で「鳥たちの楽園」を目指している、日本唯一の施設です。
近年、インコ(特に大型)がたくさんのご家庭にお迎えされることが多くなってきましたが、残念ながら様々な事情から手放されるケースが増えているのも事実。中には虐待に近い事例も見受けられます。こうした状況を解決する一助になればと、鳥・人・社会の幸せを考える団体「TSUBASA」が開設した施設なのです。ここにいる鳥たちの多くは寄贈収容(無償譲渡です)された子たちで、今は恵まれた環境で幸せに暮らしています。
施設のロケーションは最高で、高台から見渡す眺望は絶景。東京湾を行き交う船や遙か富士山を望む素晴らしい環境。日光も燦々と輝き、わざかに潮の香りが混じったさわやかな風が吹き抜けます。半露天の清潔な禽舎では雨になれば鳥たちは自由に水浴びを楽しみます。上の写真中の毛引き症オオバタン「トキちゃん」も改善されましたし、レオナちゃん(ブランコに乗っている子)も翼羽いじりをやめました。
もともとベタベタな子たちでしたから、人を見れば遊んで遊んでとやってきて、手に乗ってきて「撫でて」と頭を下げます。こうした「ふれあい」が出来る施設は今やここだけでしょう。ただしお互いの健康のために、消毒や防疫をどのようにするかは現在検討中とのことです。
オープンまでには鳥たちの健康を考えたフーズ・グッズ類の販売施設その他が拡充される予定だそうです。日本にもやっとこういう施設が出来ました。場所的にも海水浴場や潮干狩り、その他の観光スポットも多く、東京駅丸の内からバスで1時間20分で行くことが出来る、素晴らしい鳥の楽園の誕生です!(2002.7.21)
2006.6.1追記
運営主体TSUBASAより、次のような発表がなされました。
「CAKは一般開放を取りやめ、“トリたちの保護や社会性を身につけるためのリハビリなどを中心にした里親・里子センター”という位置づけで運営してまいります。
CAKは、“愛鳥家の皆様に楽しんでもらうバードパーク”から、本来の使命である“保護、社会性を身につけるためのリハビリなどを中心にした里親・里子センター”に位置づけを変えて、更なる充実を図って参ります。」
●所在地 富津市
●インコ度 ★★★★★(文句無し満点)
上で頑張るアオボウシ | オカメちゃんは馴れてます | コオオハナモドキ |
その名の通り、「牧場」で、牛の乳搾り教室や牧羊犬のショーなどが目玉の施設ですが、「ふれあい子供牧場」ゾーンに「小鳥」という漠然とした看板を付けられた禽舎があります。ここには数多くのセキセイの他、アオボウシ、オカメ、そしてなぜかマニアックなコオオハナモドキがいました。セキセイは群れ飛び、アオボウシは止まり木の上に君臨し、なにやらゴニョゴニョとしゃべっておりました。コオハナモドキは背中を向けて日向ぼっこ。いつもそこにいるのか背中にセキセイのフンが(^^;;;。ここでの特筆すべき事は1羽いるオカメインコ(ノーマル)のヒト馴れの良さでしょう。ヒトを見ると「遊んで遊んで」とやってくるのです。やっぱりオカメって・・・可愛いですねぇ。(2000.11.18)
●所在地 渋川市金井2844番地 TEL 0279−24−5335
●交通 JR上越線渋川駅から「伊香保温泉」行きバスで15分。関越自動車道「渋川伊香保IC」から車で15分
●駐車場 700台 無料
●開園時間 午前9時00分〜午後5時00分 ・冬季4:30(ただし、入園は午後4時まで)
●地図 ココ
●休園日 1〜2月の毎週木曜日(お正月ウイークを除く)
●入園料 大人1000円 小人600円 3歳未満 無料
●インコ度 ★☆(オカメちゃんの馴れ割り増し)
温泉熱利用の温室 | 呼べば答えるルリコンゴウ | おしゃべり上手なアオボウシ | ゴシキとヒインコが巣箱に |
草津の温泉は95℃もある熱源です。これを温室に利用した施設が「草津熱帯圏(くさつねったいけん)」です。「熱帯園」でなく「熱帯圏」というネーミングが面白いですね。さて、両生類や爬虫類や哺乳類などもいる温泉場の観光施設なのですが、インコはちゃんとおります。パンフレットは表紙がインコたちで期待を持たせるのですが、見たときにいたのはコンゴウ1ペア、ゴシキセイガイ1、ヒインコ1、アオボウシ(なぜかキエリボウシと表記)1、オオハナ♂1の6羽でした。数は少なかったのですが、意外に鳥は馴れており、ルリコンゴウは楽しくブランコで遊んでいたりしても「おいで〜」と呼ぶといそいそとやって来てくれます。アオボウシはおしゃべり大好き。インコはどうしてこうもヒトが好きなのか、改めて感動します。草津に遊びに行ったついでにお寄りになってはいかがでしょうか。ただ…見た時刻(11:00頃)、全ての鳥の餌箱がカラだったのは大いに疑問です。(2000.11.19)
●所在地 草津町草津温泉草津熱帯圏 TEL 0279−88−3271
●交通 草津温泉バスターミナルから徒歩10分
●駐車場 100台 無料
●開園時間 午前8時30分〜午後5時00分
●地図 ココ
●休園日 年中無休
●入園料 大人1000円 高校生700円 小人600円
●インコ度 ★★
さまざまな動物園に行き、担当者と話す中で、動物園と大型インコとのなかなか難しい部分が見えてきました。これがいまひとつインコたちの居心地が悪い状態の原因なのだと思います。
(1)ライオンやゾウほど人気がないのでお金を掛けられない、ペットでありすぎて珍しくない
(2)フライングケージに放すと破壊活動をする
(3)ヒトと密接なコミュニケーションを求めるため、ちょっと面倒見が悪いと毛引きなどになりやすい
(4)ふれあいコーナーに登場させるには危険が大きすぎる(咬傷事故)
確かに言われてみるとそのとおりのところが多く、動物園には大型インコはなかなか難しいのかも知れません。特に(3)など大型インコ独特の難しさでしょう。毛引きの状態を来園者に見せたくないと言う心情もあると思います。しかし一方、「川崎市立夢見ケ崎動物公園」のように、あまりお金を掛けていない(失礼!)にもかかわらず、来園者とインコが楽しくコミュニケーションが取れている施設もありました。ヒトと動物との関係の一形態として、大型インコにもっと注目し、良い意味で活用してはどうかと思うのですが、いかがなものでしょうか。動物を身近に感じ、動物を愛する心を育てることは大切な環境教育でもあるのですから…。